「政界のターミネーター」馬淵氏、事故の重傷から復帰





馬淵澄夫衆院議員(中村智隆撮影)

 昨年11月に交通事故で内臓損傷や右足首骨折などの重傷を負った馬淵澄夫元国土交通相が10日の衆院予算委員会で質問に立った。冒頭、馬淵氏は「ようやく国会に戻れた」と感慨深げに語りつつ、閣僚席に向かって「感謝の意をお伝えしたいと思っていたが、残念ながら政府の真摯(しんし)な姿勢は垣間見えない」と述べ、同日の予算委での公文書管理などをめぐる政府側の答弁に疑問を呈した。

 質疑では、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の問題を追及。「大変な事故の中、奇跡的にこれだけ短期間に回復し、うれしく思う」と話した赤羽一嘉国土交通相らに対し、IRの具体的な経済効果などを問いただした。

 馬淵氏は筋力トレーニングが趣味で、政界では米映画にちなみ「ターミネーター」と呼ばれている。昨年末、産経新聞の取材に「筋肉が分解して内臓の修復に役立った」と語っていた。



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