英南西部ブリストルで13日朝、少女や赤い花をあしらった作品が住宅の壁に描かれているのを、地元住民らが見つけた。ブリストルは、素性不明の路上芸術家バンクシーの出身地とされる。彼の過去の作品と作風が似ていることから、地元では、14日のバレンタインデーに関連した新作だと期待する声が広がっている。
日本ではバレンタインデーに、女性が男性にチョコレートを渡すのが一般的だが、欧米などでは男性が女性にバラなどの花束を渡すことが多い。
白い壁に、Y字形のスリングショット(ぱちんこ)を持った少女が描かれ、その右上方に、無数の赤い花のようなものが貼り付けられている。少女が赤いペンキ玉を飛ばし、壁に当てて破裂させたように見える。
バンクシーは新作を制作した際、「インスタグラム」などで自身の作品であることを明かすこともあるが、13日夕の時点では沈黙を保っている。
既に多くの近隣住民らが写真を撮りに殺到している。(共同)