日本産業機械工業会(産機工)が17日に発表した令和元年の産業機械受注額は前年比4・5%減の4兆8440億円で2年ぶりに前年実績を下回った。内需は3年ぶりに前年を上回ったものの、外需は2年ぶりのマイナス。
内需は3・6%増の3兆4025億円。このうち製造業は1・2%減の1兆1161億円、建設や電力などの非製造業は28・4%増の1兆4059億円。ボイラーや原動機、鉱山機械、タンク、送風機で前年実績を上回った。
外需は19・2%減の1兆4415億円。米中貿易摩擦の影響などから、設備投資を手控える動きが世界規模で広がったことによる。
同日に発表された令和元年の環境装置受注額は19・4%減の5230億円で、2年ぶりのマイナスだった。自治体などからの都市ごみ処理装置や事業系廃棄物処理装置の受注減による。