安倍晋三首相は17日の衆院予算委員会で、令和元年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値がマイナス成長になったことに関し、「(消費税率10%への引き上げに伴う)駆け込み需要と反動減は前回ほどではなかったとみているが、消費税率引き上げや新型コロナウイルス感染症が経済に与える影響を見極めていく」と述べた。
首相はマイナス成長について「個人消費が(消費増税の)反動減に加え、台風や暖冬の影響を受けた」とも指摘。景気の下振れリスクへの対応などを盛り込んだ大型の経済対策の着実な執行に取り組む考えを示した。