参議院議員で漫画家でもある赤松健氏が10月22日、自身のX(旧Twitter)を更新し、10月21日に発足した高市早苗内閣で経済安全保障担当大臣として初入閣を果たした小野田紀美氏について投稿。このポストは2300万回以上表示され、2.5万を超える「いいね」を集め、小野田大臣の意外な一面が広く注目されています。
小野田紀美経済安全保障担当大臣が公務に臨む姿
小野田経済安保担当大臣が明かした「ガチオタ」の素顔
赤松氏はX上で、小野田氏を「ガチのオタクであり、女性向けシチュエーションCDやBLCDを中心に広報&プロデュースしていた、元本職の方です」と紹介しました。さらに、小野田氏をゲストに招いた動画のリンクを掲載し、「どれくらい凄いかというと、この動画の8:20辺りを見れば分かります」と詳細を促しました。
この赤松氏の投稿に対し、小野田氏自身も「いえいえ、私なんぞ本当にたしなみ程度のにわかです……でも好きな作品の話がたくさんできて嬉しかったです!その節はありがとうございました!」と謙遜しつつも、喜びのコメントを寄せています。
赤松氏が紹介した自民党公式YouTubeチャンネルの『I LOVE MANGA対談』動画内では、小野田氏が好きな漫画作品とその魅力を熱弁。「好きなマンガって言われて本当に悩んだ」「選ばなかったら、トップ3以下にしたような気になって裏切ったような気分になって。全部トップなんですよ」と、その深い“オタク”ぶりを存分に披露しました。
特に、小野田氏が「一番長くジャンルに生息していた」と語った、日丸屋秀和氏の『ヘタリア』については、赤松氏から「どのキャラがお好きなんですか?」と問われると「それ言ったらいけない」と返答。自身がかつてシチュエーションCDなどを制作する「honeybee」に所属していたことを明かし、自ら企画書を出版社に持ち込み、『ヘタリア×羊でおやすみシリーズ』(honeybee)でのコラボを実現した経験も告白し、その専門性と情熱が明らかになりました。
国民の共感を呼ぶ「オタク政治家」の系譜:麻生太郎氏との共通点
小野田大臣の「オタク」な一面が広く知られると、ネット上では「組閣で一番明るいニュース!」「オタク魂で日本を変えてほしい」「親近感湧いちゃいますね」といった好意的な声が多数上がっています。
今回、小野田氏の漫画愛が注目されたことで、多くの人々が思い出したのが衆議院議員の麻生太郎氏です。麻生氏は週10冊以上もの漫画を読破し、『ゴルゴ13』『三国志』『ジョジョの奇妙な冒険』『こち亀』『ローゼンメイデン』といった幅広い作品を愛好する「オタク政治家」として知られています。昔から自身の漫画愛を公言しており、その親しみやすいキャラクターは度々話題となります。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長が、自民党総裁選の前日に「麻生氏とは最近会った」「漫画を借りにいった」と発言し、当初は「嘘だろ?」とネット上で話題になりましたが、10月6日放送のNHK『クローズアップ現代』でその真実が証明される一幕がありました。インタビュー中に本棚から麻生氏から借りたという講談師を描いた漫画『ひらばのひと』を取り出し、視聴者を驚かせました。
SNS上では、「漫画好きといえば麻生さんだよね」「オタクな政治家って聞くと、どうしても麻生さんの顔がチラついてしまう」といった声が上がり、小野田氏の話題が麻生氏との比較でさらに盛り上がりを見せています。
小野田紀美氏は2016年に岡山選挙区で参議院議員に初当選して以来、参議院外交防衛委員長や参議院内閣委員長などを歴任。今回、初の内閣入りを果たした小野田大臣が、その政策手腕と共に、国民に共感を呼ぶ「オタク」としての顔をどのように見せていくのか、これからの活躍に大きな注目が集まっています。
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