夏帆と竹内涼真がW主演を務めるTBS系ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が、この秋のテレビ界で圧倒的な存在感を示しています。TVerでは117万のお気に入り数を記録し、他を寄せ付けないトップを維持。初回から着実に上昇する視聴率とともに、竹内涼真演じるモラハラキャラ「勝男」のリアルな成長劇が、多くの視聴者を惹きつけています。このドラマでの彼の活躍は、過去の騒動を乗り越え、キャリアを再燃させる起死回生の一打となるかもしれません。
秋ドラマを席巻する『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の快進撃
TBS系で放送中の『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、TVerでの圧倒的な人気が示す通り、今期の秋ドラマで最も注目を集める作品の一つです。10月23日時点でTVerお気に入り登録数は117万を突破し、『相棒season24』や『ザ・ロイヤルファミリー』といった強力な裏番組を大きく引き離しています。視聴率も初回6.3%から第2話では7.0%に上昇、第3話も6.8%と安定した高水準を維持しており、その勢いはとどまるところを知りません。このドラマ人気を牽引しているのが、竹内涼真が演じる主人公「勝男」です。
ドラマで新しい魅力を開花させる俳優・竹内涼真
「筑前煮男」から愛されるキャラへ:勝男の魅力と竹内涼真の好演
竹内涼真演じる勝男は、「家で料理を作り、愛する人の帰りを待つのが女の幸せ」と公言する、古い価値観を持つイケメンです。顆粒だしや冷凍食品を「手抜き」と断じるモラハラ的な言動は、第1話放送後には「筑前煮男」としてX(旧Twitter)でトレンド入りするほどの反発を呼びました。しかし、彼女(夏帆)に別れを告げられたことで、彼は自己を見つめ直し、人間的に成長していく姿を見せます。このどこか憎めないキャラクターの変化に対し、Xでは「竹内涼真の演技がすごい。最初はイライラするのに、途中から可愛くなって沼」「腹立たしかった勝男が、今では愛おしい」といった絶賛の声が多数寄せられています。竹内涼真の繊細な演技が、勝男という複雑なキャラクターに深みを与え、視聴者の感情移入を促しています。
過去の恋愛スキャンダルと近隣トラブルがキャリアに与えた影響
しかし、竹内涼真のキャリアには、過去の報道が影を落としていました。2020年には『FRIDAY』が、女優・吉谷彩子さんとの金銭トラブルを伴う恋愛スキャンダルを報じました。結婚を前提に同棲していた吉谷さんを、新たな恋人のために一方的に追い出し、立て替えてもらった生活費100万円を巡る騒動は、彼の爽やかなイメージを一変させました。さらに2023年には、『女性セブン』が、彼が住むタワーマンションの車寄せに愛車の大型外車を長時間停め続けるなど、近隣トラブルを起こしていると報道。再三の注意にも関わらず2年間にわたりルール違反を続けたとされ、これらの問題が、2022年の『六本木クラス』(テレビ朝日系)以来、3年間も地上波連続ドラマの主演から遠ざかっていた一因である可能性が指摘されています。
吉沢亮から受け継いだ「起死回生」のチャンス
実は、この『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の勝男役は、当初は吉沢亮がキャスティングされていました。しかし、2024年末に報じられた吉沢亮の泥酔トラブルにより、その役が竹内涼真に回ってきたとされています。まさに、このドラマは竹内涼真にとって、過去のマイナスイメージを払拭し、俳優としての評価を再構築するための「起死回生」の大きなチャンスと言えるでしょう。彼の真価が問われるこの局面で、勝男役での熱演は、彼のキャリアにおける新たな転機を築きつつあります。
結論
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』における竹内涼真の「勝男」役は、単なるドラマのキャラクターを超え、彼の俳優人生において極めて重要な意味を持っています。かつてのスキャンダルで失墜したイメージを、圧倒的な演技力とキャラクターの成長を通じて回復させ、視聴者の共感を呼ぶことに成功。このドラマが、竹内涼真が俳優として再び輝きを放ち、日本のエンターテインメント界における確固たる地位を築き直すための決定的なターニングポイントとなることは間違いありません。





