京都五花街の一つ、宮川町が行う春恒例の舞踊公演「京おどり」(4月1~16日)の衣装合わせが19日、宮川町歌舞練場(京都市東山区)で行われた。芸舞妓(げいまいこ)らが本番と同じあでやかな衣装に身を包み、目線などを確認しながらプログラム用の写真撮影に臨んだ。
今年の演目は「花競(はなきそう)夢道成寺(ゆめのどうじょうじ)」全9景。前半は多くの能や歌舞伎の題材となった安珍・清姫の恋物語を京おどりらしく美しく描く。後半は、東京五輪・パラリンピックを控え関心の高まるスポーツにスポットを当てて、アーチェリーや柔道などの競技を群舞で表現するという斬新な趣向だ。
1日3回公演で、茶券付1等席が5500円。問い合わせは宮川町歌舞会(075・561・1151)。