NYで「マリオ」アピール USJ、新エリア開業向け





19日、米ニューヨークで行われた「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のイベント(上塚真由撮影)

 【ニューヨーク=上塚真由】「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)の運営会社は19日、米ニューヨークのグランドセントラル駅で、任天堂ゲームがテーマとなった今夏開業予定の新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のPRイベントを行い、米国内の約1000人のゲームファンが参加した。

 新エリアには人気キャラクター「マリオ」の世界観が体験できるアトラクションが並び、スマートフォンとリストバンドを連動させた新技術でゲームのようにコインやアイテムを集め、客同士が競い合うこともできる。

 米国にはマリオファンがとりわけ多く、USJは外国人観光客を取り込もうとニューヨークでイベントを開催。参加者らは跳びはねて頭上のブロックをたたき、新エリアの先行体験を楽しんだ。ニューヨークに住む薬剤師のダニー・リーさん(35)は「疲れたけれど、マリオになれたようでうれしかった。USJにはぜひ行ってみたい」と語った。

 USJは東京五輪・パラリンピック前の開業でさらなる集客効果を狙うが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外国人観光客の減少が指摘されている。山本歩マーケティング部長は「厚生労働省の指導に基づき対策は万全を期している。騒動が収まることを信じ、(夏の新エリア開業は)大きなニュースとなりみなさんを大阪にお呼びできると思う」と話した。

 任天堂エリアは大阪が世界初。ハリウッド(カリフォルニア州)、オーランド(フロリダ州)、シンガポールのユニバーサル・スタジオでも順次、開設するという。



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