自衛隊、国外犯規定を検討 防衛相、海外派遣めぐり

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 河野太郎防衛相は21日の記者会見で、海外派遣された自衛隊員が公務中に業務上過失致死事件などを起こした場合の国外犯処罰規定が刑法などにないことに関し、法改正が必要かどうか検討する準備を始めるよう指示したと明らかにした。「海外での訓練や演習が増える中、現状としてこのままでいいのかという問題提起がある」と述べた。

 刑法にある「国外犯規定」では日本の法律が及ばない外国でも、日本人が殺人などを犯せば刑法を適用して処罰できると定めている。一方で誤って民間人を死亡させた場合など業務上過失致死の規定はない。河野氏は検討準備を始める上で、法務省とも議論する必要があるとの考えを示した。

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