「習氏の国賓来日阻止を」 矢板・本紙外信部次長が講演 神戸「正論」懇話会 





講演する産経新聞東京本社外信部の矢板明夫次長=21日午後、神戸市中央区の神戸ポートピアホテル(鳥越瑞絵撮影)

 神戸「正論」懇話会の第11回講演会が21日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開かれ、産経新聞外信部の矢板明夫次長が「2020年の世界はこう変わる~習近平中国に勝つ方法」と題して講演した。

 矢板次長は、中国の習近平国家主席には香港・台湾の中国離れなど「4つの悩みがある」と分析。うち1つは新型コロナウイルスで、「政府の情報隠蔽で対応が遅れた。完全に人災」と批判した。また、中国の根回しで世界保健機関が緊急事態宣言を先送りし、武漢封鎖前に500万人が逃れ感染を広げた、とした。

 ほかに米中対立の本格化を挙げ、「米中貿易戦争は米国の中国共産党掃討作戦」と指摘。共産党内では習氏の独裁体制が揺らいでいるといい、「実質マイナス成長で弱る中国は今、笑顔で日本にすり寄ってきている。日本は今こそ国益を考えて年内の習氏の国賓来日を阻止し、強気に出るべきだ」と主張した。



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