群馬知事“先走り”を陳謝 組織改正、県議の異論相次ぎ「率直に反省」





群馬県の山本一太知事

 群馬県の山本一太知事は21日の県議会一般質問で、新年度の組織改正について県議から説明不足などを指摘する声が出されたことに関し、「率直に反省する」と陳謝した。山本知事は、3月3日に改めて開かれる全員協議会で組織改正の狙いなどを自ら説明する。

 組織改正では、企画部など3部を廃止し、政策立案を担う知事戦略部など3部のほか対外発信を担うメディアプロモーション課などを新設。組織再編により「山本色」を打ち出す内容だった。

 しかし、20日の県議会全員協議会で県議から「十分な説明がない」「カタカナ表記が多い」などの異論が相次いだ。あるベテラン県議は「大きな組織変更だ。何も聞かないで賛成するわけにはいかない」と語った。

 山本知事は21日の一般質問での答弁で陳謝するとともに、「自分自身が説明する場を作る」と表明した。これを受けて主要会派による代表者会議が同日開かれ、山本知事が説明する全員協議会を再度開催することを決めた。



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