15回目の「竹島の日」式典 藤原政務官「毅然と冷静に粘り強く」





竹島の日 式典で挨拶する藤原崇・内閣府大臣政務官=22日午後、島根県松江市(彦野公太朗撮影)

 島根県などは「竹島の日」の22日、松江市の県民会館で記念式典を開催した。丸山達也知事は「竹島の占拠を既成事実化しようとする動きを強めている」と韓国政府を批判し、日本政府に毅然(きぜん)とした対応を取るよう求めた。

 島根県は条例で2月22日を「竹島の日」と定めて平成18年から毎年、式典を開いており今年で15回目。

 この日、政府を代表して出席した藤原崇内閣府政務官は「竹島問題の解決は、わが国の主権にかかわる極めて重要な課題だ」と強調。「今後も冷静に粘り強く対応する」と述べた。

 日韓関係はいわゆる徴用工判決などをめぐって冷え込んでおり、島根県警は過去最多の800人態勢で警戒に当たったが、目立った混乱はなかった。

 式典では、国際司法裁判所(ICJ)への単独提訴を含む外交交渉の新たな展開のほか、政府主催の「竹島の日」式典の開催など7項目を政府に求める特別決議を採択した。



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