週明け24日の世界の株式市場は、肺炎を引き起こす新型コロナウイルス感染が世界規模で急拡大していることを懸念し、主要指数が全面安となった。感染者が急増した韓国が4%近く下落したほか、欧州の主要市場も一時、軒並み3%を超える下げを記録した。米国のダウ工業株30種平均先物も大幅安で推移しており、世界同時株安の様相。連休明け25日の東京株式市場は波乱の展開となりそうだ。
新型肺炎は震源地である中国以外にも急速に拡大。人やモノの往来制限が長期化し、世界の経済活動の停滞を招くとの警戒感が一気に広がった。
フランクフルト市場では、ルフトハンザ航空のほか、フォルクスワーゲンやダイムラーなど自動車株の下げが顕著。(共同)