イスラエル軍によると23日夜、パレスチナ自治区ガザからイスラエル領内に向けて約20発のロケット弾が発射された。軍は約半数を対空防衛システム「アイアンドーム」で撃墜し、報復としてガザの過激派「イスラム聖戦」の施設を空爆。シリアの首都ダマスカス近郊でも関連施設を攻撃し、シリア人権監視団(英国)によると6人が死亡した。
双方の応酬は24日も続き、さらに緊張が高まることが懸念されている。3月2日に総選挙を控えるイスラエルのネタニヤフ首相は24日、ガザからのロケット弾発射がやまなければ厳しい対応を取ると警告した。
今回の応酬はイスラエル軍が23日午前、イスラエルとの境界付近に爆発物を置こうとしたイスラム聖戦の戦闘員2人を銃撃したことがきっかけ。ガザの保健当局によると、うち1人が死亡した。(共同)