陸上自衛隊は26日、サイバー防衛について日米の担当者が意見交換するセミナーを神奈川県横須賀市内のホテルで開いた。初めての開催で、安全保障上重要な新領域と位置付けるサイバー防衛における日米連携を強化する狙いがある。
セミナーには陸自、米陸空軍の担当者や、米国のサイバーセキュリティーの専門家が出席した。民間企業が持つ高度なサイバー技術を防衛面で生かす重要性について議論し、中高生に対してサイバー教育を行い、人材育成に努めている米国の事例なども紹介された。
現代戦では、相手国の軍隊の兵器を無力化したり、指揮統制を混乱させたりするサイバー攻撃が勝敗を左右するため、各国が技術の高度化に注力している。