【2月27日】新型コロナ感染者数まとめ:韓国が確定患者増加ペースで中国をついに抜く

【2月27日】新型コロナ感染者数まとめ:韓国が確定患者増加ペースで中国をついに抜く

今日2月27日(木)もJHU(Johns Hopkins University)のCSSEが発表している新型コロナウイルス感染者数を国や地域ごとにまとめようと思う。また、JHUの他にTheWuhanVirus.com(TWV)という別のサイトも参照することにしている。

JHUはここ最近は順調に更新されているものの、やはりTWVの方が報道の反映が早いようだ。該当のURLはgisanddata.maps.arcgis.comだ。一部で日本語対応もしている。

新型コロナウイルス感染者数:韓国1,700人突破、イタリア500人突破
まず感染者数だ。JHUとTWVのうち大きい数字の方を採用し、()で前日からの増加分を記載することにしている。TWVの方がやや更新が早いが、少し遅れてJHUにも反映されるパターンが数日繰り返されてきていることを踏まえて変更した。

【2020年2月27日(木) 夜時点での感染者数まとめ】
※数字はJohns Hopkins University、とthewuhanvirus.comのうち大きい方、()内は前日比増加分
・中国:78,497人(+433)
・韓国:1,766人(+505)
・ダイヤモンドプリンセス:705人(+14)
・イタリア:528人(+154)
・イラン:245人(+106)
・日本:207人(+29)
・シンガポール:93人(+2)
・香港:92人(+3)
=====Aの壁=====
・米国:60人(+3)
・クウェート:43人(+18)
・タイ:40人
・バーレーン:33人(+10)
・台湾:32人(+1)
・ドイツ:27人(+9)
・オーストラリア:23人
・マレーシア:22人
・フランス:18人(+1)
・ベトナム:16人
・英国:15人(+2)
・スペイン:14人(+4)
・UAE:13人
・カナダ:11人
・マカオ:10人
・イラク:6人(+1)
・ロシア:5人(+3)
・オマーン:4人
・スイス:4人(+3)
=====見えない壁=====
・フィリピン:3人
・クロアチア:3人(+1)
・インド:3人
・ギリシャ:3人(+2)
・イスラエル:2人
・レバノン:2人(+1)
・フィンランド:2人(+1)
・スウェーデン:2人(+1)
・パキスタン:2人(+2)
・オーストリア:2人
・アフガニスタン:1人
・ネパール:1人
・カンボジア:1人
・ノルウェー:1人(+1)
・アルジェリア:1人
・ベルギー:1人
・ジョージア:1人(+1)
・デンマーク:1人(+1)
・北マケドニア:1人(+1)
・ブラジル:1人
・ルーマニア:1人(+1)
・エストニア:1人(+1)
・エジプト:1人
・スリランカ:1人

ついに恐れていたことが起きた。韓国の感染者数の増加ペースが中国を上回ってしまったからだ。これで中国は韓国からの入国を規制することを正当化できるわけだ。中国は明らかに感染者数を過少申告しているが、WHOがあの体たらくだから仕方ない。今最も重要なのは、多くの人達が隔離されている釜山でいつアウトブレイクが始まるかという点だ。

感染者数の増加もそうだが、感染者数が新たに報告される国の数もとんでもないことになってきた。毎日更新をし続けているが、ここまで世界中で満遍なく感染者が増えてきたのはかつてない出来事だと感じる。WHOは一体いつになったらパンデミック宣言をするんだろうか?

今後日本や世界に何が起ころうとしているかはコロナウイルス対策マガジンでまとめている最中だ。現在Vol. 11まで発行されている。マガジン創刊からわずか1カ月弱でVol. 11まで発行されるという不定期かつ更新頻度の高いものになっている。このマガジンを読めば、事態が新型コロナウイルスの感染拡大にとどまらず国家存亡の危機に繋がっていくことが理解できるはずだ。

2月27日(木)の韓国株式市場とドルウォン市場について
中国の大気汚染を毎日見るのはやめにした。コロナウイルスの感染源が韓国に移動しつつあるし、中国はもはや自国の感染については収束したと考えている節もあるからだ。

2月27日(木)の韓国株式市場を見てみよう。KOSPIは前日比で-1.05%の2,054.89という下落で終わった。KOSDAQの方がKOSPIと比べて下落幅が大きく、前日比で-2.51%の638.17という暴落で終わった。韓流タレントが海外ロケに行けなくなるとかいう報道があったから、その影響が出ているのかもしれない。KOSDAQはいくつかの芸能事務所が上場しているそうだ。

ドルウォン市場については韓国当局がしつこく介入していて、一時期1ドル=1,210ウォンを超えるかというところまで戻した。UTCで昼過ぎには1ドル=1,211ウォンの水準になっている。韓国当局は株価を放置してウォン安に最優先で介入することにしたようだ。

2月27日(木)の安倍首相動静について
最後に2月27日(木)の首相動静だ。午前から午後3時まではいつもの北村局長らをはじめとした閣僚や事務次官らと忙しく会議を行ない、夕方には日本医師会会長らより新型コロナに関する要望書を受け取った。その後衆院本会議へ少しだけ出席し、午後6時頃に新型コロナウイルス対策本部会議を10分ほど実施した。

結論:安倍首相は今日も東京にいる。