【シネマプレビュー】「黒い司法 0%からの奇跡」

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 実在の黒人弁護士、ブライアン・スティーブンソン(60)が1980年代、冤罪事件に挑んだ実話に基づくヒューマンドラマ。18歳の少女を惨殺した罪で死刑を宣告された黒人男性。彼の潔白を示す証拠があるにもかかわらず、有罪の決め手となったのは、収監中の男のたった一つの虚偽の証言だった。スティーブンソンが弁護することに。

 根深い人種差別によって判決が下された裁判であり、偏見と不公平という問題を抱える米国の司法制度を根幹から揺るがすことになる事件でもあった。スティーブンソンの不屈の精神には胸が熱くなる。

 28日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。2時間17分。(啓)

★★★☆

(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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