8月8日、韓国の人気ガールズグループIVEがミニアルバムのトレーラー映像を公式YouTubeチャンネルで公開しました。この映像内の演出が物議を醸しており、特に日本の平和の象徴「折り鶴」を燃やすシーンと、長崎への原爆投下日を前にした公開タイミングが重なり、「配慮に欠ける」との批判がSNS上で殺到しています。
物議を醸したMVの主題となったK-POPグループIVEのメンバー
物議を醸したMVの内容とネット上の反応
IVEは4thEP「IVE SECRET」(8月25日発売予定)の「EVIL CUPID」コンセプトでトレーラーを制作。危険なキューピッドに扮したメンバーが、折り鶴燃焼、動物オブジェ破壊、ユニコーン銃撃といった演出を行い、これらが問題視されました。
動画のコメント欄には7000件以上のコメントが寄せられ、批判の声が多数を占めました。「平和の象徴である折り鶴を燃やす意図が不明」「わざとなら悪質、そうでなければ配慮不足」「不快に思う人がいるなら失敗」といった内容が目立ちます。
批判の背景:日本の文化と歴史的タイミング
芸能ライターによると、今回の“炎上”の最大の理由は、日本で平和のシンボルとされる「折り鶴」を燃やす映像が、長崎への原爆投下日(8月9日)の前日に公開された点にあります。日本中が犠牲者を悼む時期と重なったため、多くの人が表現に拒否反応を示しました。
さらに、ユニコーンを銃で撃った唯一の日本人メンバー、レイ(21)が着用していたTシャツに「I’m sorry」と書かれていたことも、憶測を呼ぶ要因となりました。
一部からの擁護と異なる見解
一方、ファンからは擁護の声も。「韓国での折り鶴は願いを叶える程度で、日本の平和の象徴とは知られていない」「公開日が前日であり配慮はされている」「深読みしすぎ」といった意見が見られます。
結論
大きな反響を呼んだこのMVについて、現時点までに公式からの声明は出ていません。制作側の真の意図や、演出が意図的なものか、あるいは文化的な認識の違いによるものだったのか、その真相は制作者のみが知るところです。
参照元:
Source: Yahoo!ニュース