【北京=西見由章】中国当局が新型肺炎をめぐるコラムを理由に米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の記者3人の記者証を取り消した問題で、中国外務省の趙立堅報道官は26日の記者会見で、同紙が「中国を侮辱する文章を発表したことは誤りだったと認め、教訓をくみ取る意向を示した」と述べた。
一方で趙氏は、中国側が同紙に要求している公式謝罪や関係者の処分については「正面からの回答はない」としている。
ロイター通信によると、WSJ発行元のダウ・ジョーンズの広報担当者は、趙報道官の発言に関するコメントを拒否した。