河野太郎防衛相は28日の記者会見で、平成25年に沖縄県内の首長らが米軍普天間飛行場(宜野湾市)への輸送機オスプレイの配備撤回などを政府に求めた「建白書」を、歴史公文書として国立公文書館に移管する方針を発表した。「沖縄の歴史の中で、重みのある文書だ。公文書館で(保存し)しっかり公開するのが大事だ」と述べた。
建白書は、普天間飛行場の県内移設断念も求め、安倍晋三首相に提出された。防衛省が行政文書として保存し、当初の保存期限は27年3月31日だったが、1年ごとに延長してきた。
沖縄選出の照屋寛徳衆院議員(社民党)が国立公文書館への移管を求めていた。