首相「重点地域として対応」　新型肺炎対策で北海道知事に

　安倍晋三首相は２９日、北海道の鈴木直道知事と首相官邸で面会し、新型コロナウイルスの感染が拡大する北海道での感染防止対策について「重点対策地域としてしっかり対応していきたい」と述べた。面会後、鈴木氏が首相官邸で記者団に明らかにした。

　鈴木氏は、学校の休校措置を受けた保護者の有給休暇や休業補償など支援体制の早急な整備、新型肺炎患者の検査体制の強化などを要望した。鈴木氏は「さらに今後、国と連携し、提案した内容をしっかり実現できるように取り組んでいきたい」と述べた。

　鈴木氏は２８日、新型肺炎について「緊急事態宣言」を出し、道民に今週末の外出を控えるよう要請した。