【ソウル=桜井紀雄】韓国南東部の大邱(テグ)で、日本人女性が新型コロナウイルスに感染していたことが29日、分かった。韓国では3千人以上の感染が確認され、中国に次いで感染者が多いが、日本人の感染が明らかになるのは初めて。
関係者によると、女性は大邱に在住し、最近、感染の有無を調べる検査を受けて陽性と判定された。重症ではなく、命にも別条はないという。
大邱では、新興宗教団体「新天地イエス教会」の教会に通う信者の間で集団感染が起きたため、信者以外の市民にまで感染が拡大。韓国での感染者3150人のうち、2200人以上が大邱市内で感染が確認されている。