【ソウル=桜井紀雄】新型コロナウイルスの感染者増加を受けて、韓国外務省は29日未明、日本全域を対象に、旅行での注意を促す旅行警報の第1段階を発令した。韓国での感染者の急増を受け、日本の外務省も28日に、十分な注意を促す感染症危険情報のレベル1を韓国全土に出していた。
韓国の旅行警報は、第4段階の旅行禁止まであり、東京電力福島第1原発の半径30キロ以内には、第3段階の撤収勧告が出されている。韓国では、警報とは別に保健当局が11日、日本への旅行や訪問をできるだけ控えるよう韓国国民に向けて勧告していた。