自宅でもしっかり学習を 臨時休校受け通信教育各社が無料配布強化

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自宅でもしっかり学習を 臨時休校受け通信教育各社が無料配布強化


 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大により、全国で小中高校などの臨時休校が行われる中、通信教育各社が配布を始めた無料学習教材が注目を集めている。休校中はテーマパークなどが休園となっているほか、学習塾も営業自粛を迫られている。「せめて休校中でも子供に勉強してもらいたい」という親心をとらえている。(八倉陽平)

 小中高生の会員数が約180万人となる「進研ゼミ」を運営するベネッセコーポレーションは小学1年生から高校2年生が対象の無料教材を製作。内容は3学期に学ぶ主要教科の総集編で、進研ゼミの受講生でない子供たちにも無料で提供することを決めた。

 2日の発表後、わずか1日で10万冊を超える申し込みがあり、20万冊の増刷を決定。有料会員向けには、期末テストが受けられず学力が測れない不安を解消するため、学年ごとに「実力診断テスト」を提供しており利用を促すという。

 通信教育「Z会」を展開するZ会グループの葵(東京都千代田区)は、約80万人の中高生が利用するオンライン学習塾「アオイゼミ」で無料登録した学生を対象に4千本以上の授業動画を配信している。2月28日から開始し、今月3日時点の再生回数は通常の約5倍。担当者は「オンライン学習が浸透して学習の補助になれば」と語る。

 「子供に何とか学習機会を」と考えるのは学校や教育委員会も同じだ。アニメキャラクターが講師をする動画教材などを提供するすららネット(同)は、学校向けの無料IDを発行、在籍する生徒が自由に学習できるようにした。3月末までの臨時措置だが、既に50を超える学校から問い合わせが来ているという。

 今回の臨時休校をめぐっては、時を同じくしてテーマパークやアミューズメント施設の臨時休園なども重なり、外出を制限される状態が続いている。春休み以降についても、授業が再開できるかは不透明だ。通信教育各社は教材が果たす社会的な役割は大きいとして、「自宅でもしっかり学習できる教材をお届けしたい」と話している。

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