トランプ氏、新たな首席補佐官にメドウズ下院議員を任命 保守派の腹心





大統領首席補佐官に任命されたマーク・メドウズ下院議員(左)=ロイター

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は6日、マルバニー大統領主席補佐官代行が辞任し、後任に自身の腹心である保守派のマーク・メドウズ下院議員(共和党、ノースカロライナ州選出)が就任するとツイッターで明らかにした。トランプ政権下では共和党全国委員長だったプリーバス氏、元軍高官のケリー氏が首席補佐官を務めたが意見対立などで政権を去った。マルバニー氏は英領北アイルランド問題担当特使に転出する。

 メドウズ氏は2012年、草の根保守派の政治運動「ティーパーティー」の支援を受けて初当選。共和党の保守派議員でつくる「自由議連」に参加し、オバマ前政権の医療保険制度改革法(オバマケア)の廃案運動に積極関与した。

 一方、マルバニー氏は昨年10月、ウクライナ疑惑に関し記者会見で、米国が対ウクライナ軍事支援を一時的に差し止めたのは同国にトランプ氏の政敵について調査するよう促すためだったと説明。しかし、これが「軍事支援は調査の見返りではない」とするトランプ氏の主張との食い違いを民主党やメディアから攻撃され、トランプ氏の不興を買ったとされている。



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