山本朋広防衛副大臣は9日、防衛省で記者会見し、緊急時に備えた在京待機の際、議員宿舎を利用せず、ホテルに計146回宿泊して計約118万円を公費から支出したことに関し「宿泊費を返納することにした」と明らかにした。
返納する理由について、山本氏は「他の防衛省政務三役は自費で議員宿舎を借りていた。公費の支出はバランスを欠いていた」と述べた。
防衛省によると、山本氏は昨年9~10月に12回、東京都内のホテルに宿泊し、防衛省は約10万円を支出した。前回、防衛副大臣を務めた平成29年8月から30年10月にもホテルに134回宿泊し、約108万円を公費から支出した。
河野太郎防衛相から議員宿舎を利用するよう命令を受け、衆院青山議員宿舎(港区)に移った。