韓国からの入国を制限する国が100カ国を超えるなか、唯一、日本にだけ強硬な対抗措置を取る一方で、
感染者が最も多い中国からの入国を制限しない韓国政府の対応にベトナム政府が疑問の声を上げた。
「韓国の対ベトナム貿易は中国、米国、日本に次ぐ4位で、ベトナムにとっても韓国は第4位の貿易相手国です。
ベトナムへの投資額は日本が最多ですが、投資件数は韓国が最も多い。ベトナムの大学生は外国語の選択に当たり韓国語を第1希望、
それに落ちると仕方なく日本語を選択します。若者は誰もがK-POPに憧れているのです。
そんなベトナムが韓国との友好関係よりコロナの感染防止を優先する決断を下したのです」(国際ジャーナリスト)
去る2月29日、ベトナムの空港当局は、ハノイ・ノイバイ空港に向けて飛行していた韓国・アシアナ機に着陸の不許可を通知し、
同機は仁川空港に引き返した。韓国政府はこの処置に猛抗議したのは言うまでもない。
「韓国外交部がベトナム駐韓大使を呼んで航空当局の対応に抗議し、康京和長官は3月4日の国会外交通商委員会で、
『防疫能力のない国(ベトナム)が(韓国人の)入国禁止という野暮な措置を取っている。非友好的で一方的な措置だ』と非難したのです。
これに対しベトナム側は、『入国制限への抗議を理由とする大使の呼び出しは日本だけだが、
中国人の入国は湖北省を除いて制限していない韓国は、防疫より政治を優先しているのではないか』と反論したのです」(韓国ウオッチャー)
韓国はついこの間まで、日本の防疫能力を嘲笑っていた。それが日本を抜いて、感染源の中国に次ぐ世界2位の感染国に躍進してしまった。
韓国はベトナムから従軍慰安婦問題でも同様の攻撃を食らっている。
「ベトナム戦争時、韓国軍兵士が現地女性に性的暴行をして生まれた混血児は『ライダイハン』と呼ばれます。
その象徴であるライダイハン像が、昨夏、イギリスの民間団体によってロンドンで展示されました。
除幕式に臨んだライダイハンの男性が、『慰安婦問題で日本を攻撃する韓国政府が、韓国人がベトナム人女性に行った行為に頬かむりするのは許せない』
と演説したのです」(前出・ジャーナリスト)
韓国は“しっぺ返し”を食らっても平気の平左だが、それがいつまで持つのか。