東電賠償額、1・2億円増 原発避難訴訟、初の高裁判決

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 東京電力福島第1原発事故で避難指示を受けた住民ら216人が、古里を奪われたなどとして、東電に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が12日、仙台高裁であった。小林久起裁判長は東電に対し、1審福島地裁いわき支部判決より約1億2千万円多い総額約7億3千万円の支払いを命じた。全国で約30ある同種訴訟で初めての控訴審判決。

 判決理由で小林裁判長は「東電は平成20年4月ごろには、福島第1原発に敷地の高さを超える津波が到来し、原子炉を安全に停止する機能を喪失する可能性があると認識していた」と指摘。東電による対策工事の先送りについて「被害者の立場から見れば、誠に痛恨の極みと言わざるを得ない」と述べた。

 1審判決は古里喪失と避難を総合評価して慰謝料を算定。一方、高裁は古里喪失の慰謝料を明確に認めた上、避難の発生、継続に関する慰謝料と合わせて計算した。

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