任期満了に伴う長野県松本市長選は15日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元NHK記者の臥雲(がうん)義尚氏(56)が初当選を果たした。投票率は48・38%(前回49・89%)だった。戦後の同市長選では、最多の6氏が立候補する激戦となった。
立候補したのはこのほか、いずれも無所属新人で、元県健康福祉部長の大月良則氏(59)、元テレビ朝日記者の花村恵子氏(52)、元衆院議員の百瀬智之氏(37)、会社役員の上條邦樹(くにとし)氏(50)、歴史研究家の米田龍二氏(75)の5氏。
選挙戦では、産業や観光振興などの市経済活性化策をはじめ、人口減少社会を見据えた子育て支援策や高齢者福祉の拡充策などが争点になり、激しい舌戦が展開された。