松山バレエ団「新・白鳥の湖」 東京・オーチャードホールで5月に

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 松山バレエ団が5月3、4の両日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで「新・白鳥の湖」全幕を上演する。主演は、日本を代表するプリマバレリーナで高松宮殿下記念世界文化賞受賞者の森下洋子と、国際的に活躍する舞踊家で振付家の堀内充(ほりうち・じゅう)。日本バレエ界を牽引(けんいん)してきたベテラン2人が初共演する。

 「新・白鳥の湖」は、バレエの名作「白鳥の湖」を基に、同バレエ団総代表の清水哲太郎が平成6年に新たに演出、振り付けをした作品。第1幕は「16世紀、神聖ローマ帝国の皇太子ジークフリードの戴冠(たいかん)式」の場面と筋書きも詳細に設定されている。

 1月の記者会見で、森下は初共演の堀内について「慣れた感じがなくてすがすがしい」「息はぴったり合っている。作品に対する深い思いは同じだと思う」と話した。

 堀内は「このような機会をいただき興奮している。全身全霊で務めたい」と意気込んだ。少年時代に清水と森下の共演による「薔薇(ばら)の精」を見て感動したという堀内にとって、2人は憧れの存在。「最初にリハーサルしたときはドキドキした」という。

 堀内は昭和58年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラシップ賞を受賞。米ニューヨークに旅立つ直前の国内最後の公演で「薔薇の精」を選び、その振り付けや指導を清水から受けたことがある。堀内にとって、その時の恩返しという思いもあるという。今でも清水からは「充」、森下からは「充君」と呼ばれる仲だ。

 清らかではかなげな白鳥オデットと妖艶な黒鳥オディールを演じ分ける森下の“至宝級”の踊りや白鳥たちの幻想的な舞いなど、見どころ満載。およそ90人の団員総出演による豪華絢爛(けんらん)な舞台に期待が高まる。

 問い合わせは松山バレエ団公演事務局、03・3408・7939。(水沼啓子)

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