米マイクロソフト(MS)は19日、企業や教育機関向けの交流ソフト「チームズ」の機能を年内に拡充すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が増えており、ビデオ会議の使い勝手を向上させる。
チームズの1日当たりの利用者は18日時点で4400万人に上り、1週間前と比べ1200万人増加。MSは「コロナウイルスは人々の生活に影響を与えている。働き方の転換期になる」と述べ、テレワークが普及するとの見方を示した。
新たな機能では、ビデオ会議の際に、人工知能(AI)でキーボードの入力音や掃除機といった周囲の雑音を小さくして、発言を聞き取りやすくするほか、画面に「挙手」のアイコンを追加。多人数が参加する会議でも発言希望を伝えやすくなる。
ビデオ会議を巡っては、米新興企業のズーム・ビデオ・コミュニケーションズのサービスが使いやすさで人気を集めている。米グーグルなども展開している。(共同)