韓国首相が外出自粛要請「安全な場所ない」 文大統領ら給与30%返納





国民向けの談話を発表し、外出の自粛を呼び掛ける韓国の丁世均首相ー21日、ソウル市内(聯合=共同)

 韓国の丁世均首相は21日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について国民向けの談話を発表し「もはや地球上に安全な場所はない」と強調した。生活必需品を購入する場合などを除き、可能な限り外出や旅行を控えるよう要請した。

 韓国政府は21日、長官・次官級以上の公務員の給与30%を4カ月間、国庫に返納することも決めた。聯合ニュースによると文在寅大統領や丁首相も含まれ、今月分から返納する。丁氏は、集団感染の恐れがある宗教施設や屋内のスポーツ施設について15日間の運用停止を勧告した。

 韓国の感染者数はいったん減少傾向にあったが、21日に新たな感染者が100人以上確認されるなど沈静化には至っていない。丁氏は「(感染症の)火種が残っている限りは決して安心できない」と述べ、国民に対策への協力を呼び掛けた。(共同)



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