アフリカ南部モザンビークの内陸部テテ州で24日、トラックのコンテナから78人の移民が見つかり、うち64人の死亡が確認された。窒息死したもようだ。全員、エチオピア人男性とみられる。ロイター通信などが地元警察や入国管理当局の話として報じた。
行き先はモザンビークの隣国、南アフリカだった可能性がある。コンテナを内部からたたく音が聞こえ、警官らが確認したところ移民らを発見した。テテ州の気温は30度を超えていたという。
警察などは、モザンビーク人運転手らの身柄を拘束した。隣国マラウイで接触してきた人物に金銭を渡され、移民を運んだと供述している。
エチオピアは近年経済成長を続けるが、政情が不安定で格差が大きい。南アフリカはアフリカの経済大国で、エチオピア以外からも職を求めて密入国する人が後を絶たない。(共同)