来年の嵐の起用「まだ何も決まっていない」 NHK放送総局長





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 NHKの木田幸紀放送総局長は25日に開いた定例会見で、延期が決まった東京五輪・パラリンピックについて、「現在の放送サービス計画の見直しに着手することになる」とし、「延期された大会がどのようなものになるか、IOC(国際オリンピック委員会)の議論の行方を注視しながら、引き続き、最高水準の放送サービスの提供を目標に準備を進める」と語った。

 NHKは、今回の東京五輪・パラについて、2016年のリオ大会の約600時間を大きく上回る放送時間を予定していたとされる。この放送サービス計画の見直しについて、木田総局長は、「具体的にどういう形にしていくかはこれから検討する。今のところ、具体的なプランがあるわけではない」と述べるにとどめた。

 NHKの東京五輪、パラのスペシャルナビゲーターに就任しているアイドルグループ「嵐」は、年末での活動休止を発表しているが、それに伴う来年以降の起用などについては、「現時点でまだ何も決まっていない」(担当者)という。

 すでに中止が決まった聖火リレーに絡んでは、NHKは毎晩、当日のリレーの様子を5分にまとめた「デイリーハイライト」を放送する予定だったが、その他の関連番組も含め、放送をとりやめる。

 木田総局長は、五輪の延期について、「基本的な考え方としては、今年、お届けするつもりだった最高の放送サービスを、延期された場合もお届けしようという考えには変更はない」と強調した。



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