どう守る「供述弱者」滋賀・呼吸器外し再審、31日に判決

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再審判決公判を前に会見に臨む(左から)井戸謙一弁護士、西山美香さん、父の輝男さん、母の令子さん =23日午後、滋賀県彦根市(永田直也撮影)

再審判決公判を前に会見に臨む(左から)井戸謙一弁護士、西山美香さん、父の輝男さん、母の令子さん =23日午後、滋賀県彦根市(永田直也撮影)
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 「供述弱者」という言葉がある。簡単に他者に迎合する傾向があり、取り調べなどで自身の利益を守ることが難しいとされる人たちだ。31日に大津地裁で判決が言い渡される滋賀・呼吸器外しの事件の再審で、逆転無罪が確実視される元看護助手、西山美香さん(40)もその一人。彼女はなぜ、身に覚えのない「虚偽の自白」に至ったのか。背景には障害などの影響があったとされるものの、専門家によると「明日はわが身」。決して特別なことではないという。

■鑑定医「はじめから違和感」

 平成29年春、愛知県の心療内科医、小出将則氏(58)は和歌山刑務所を訪ねた。服役する西山美香さんの精神鑑定を行うためだった。

 小出氏は西山さんが獄中から家族に宛てた手紙の内容を精査する中で、違和感を覚えていた。《楽しい》と書かれた文書をよく見ると、「楽」の字の「白」の部分は「自」になっていた。「こういう間違い方をする人は、なかなかいない」(小出氏)

 刑務所では、あらかじめ西山さんが記入した回答を直接確認した。「文章補充テスト」と呼ばれ、場面に応じた対応ができるかなどを調べるものだ。

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