日本や米国、中国など20カ国・地域(G20)は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレビ電話による緊急の貿易投資相会合を開く。医療物資の流通の確保や、国際的なサプライチェーン(部品の調達・供給網)の安定化について議論。
会合では、経済回復に向けた貿易円滑化も議題となり、日本からは梶山弘志経済産業相や若宮健嗣外務副大臣が参加。
G20首脳は26日にテレビ電話会議を開き、サプライチェーンの混乱解決に取り組むと強調。各国にコロナ感染拡大が貿易に与える影響を評価するよう指示していた。
日本の大手自動車メーカーは、部品メーカーが集積する中国での生産停滞などが響き、相次いで国内や海外の工場停止を決めている。