フランスの病院パンク寸前 患者移送急ピッチ、獣医が呼吸器提供

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病院に運び込まれる新型コロナ感染患者=3月27日、フランス北東部ストラスブール(ロイター)
病院に運び込まれる新型コロナ感染患者=3月27日、フランス北東部ストラスブール(ロイター)

 【パリ=三井美奈】新型コロナウイルス感染が広がるフランスで、患者急増に病院の対応が追い付かず、感染者が多い東部アルザス地方やパリ首都圏から他の地域への患者移送が急ピッチで行われている。医薬品が不足する中、当局は獣医病院に支援を求めた。

 仏政府の30日の発表によると、蘇生(そせい)治療が必要な患者は全国で約5100人。1週間でほぼ倍増した。

 先週以降、高速列車TGVやヘリコプターで、病床に余裕のある南西部への患者移送が行われており、一部はドイツやスイスに緊急搬送された。移送患者は、全部で200人以上になる見込み。

 ベラン保健相は28日の記者会見で、蘇生治療が可能な病床を5千床から1万床に増やしたと発表。さらに「全国で1万4千床まで増やす」目標を掲げた。獣医師会の呼びかけで、普段は動物の治療に使う人工呼吸器や濃縮酸素、麻酔薬が提供された。

 仏国内のウイルス感染者は30日の発表で、4万4550人。死者は3千人を超えた。

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