神戸教員間いじめ 被害教諭が復職





神戸市立東須磨小の教諭いじめ問題で記者会見の冒頭、謝罪する長田淳市教育長(右から2人目)ら=2月28日午後、神戸市

 神戸市立東須磨小で当時の教諭4人が同僚をいじめていた問題で、昨年9月から欠勤していた被害者の男性教諭(25)が別の市立小に異動し、復職したことが1日、市教育委員会への取材で分かった。男性教諭は同日付で着任し、学級担任を務めるという。

 市教委などによると、男性教諭は適応障害と診断されて治療を受けていたが、今年3月から復職し、新たに着任予定の小学校に出向いて授業の準備を進めていた。東須磨小での復帰は精神的負担が大きいと本人から申し出があり、市教委が勤務先を調整した。

 男性教諭は東須磨小に赴任した採用1年目の平成29年から、同僚教諭4人から暴言・暴行といったハラスメント行為を日常的に受け、激辛カレーを無理やり食べさせられるなどした。

 男性教諭は療養中も児童からの励ましの手紙を受け取り、「もう一度立ち上がろうと思うことができた」と復職を望んでいた。

 市教委は2月、加害者4人のうち2人を懲戒免職とし、他の2人も停職や減給の処分とした。



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