鮫洲(さめず)運転免許試験場(東京都品川区)で講習担当の東京都交通安全協会の職員が新型コロナウイルスに感染していた問題で、警視庁は2日、職員と接触していた試験場の男性警視(57)の感染が確認されたと明らかにした。職員と剣道の稽古をしていたという。警視庁の警察官の感染確認は初めて。
警備1課によると、警視は3月26日の勤務後、試験場の道場で、職員らと計6人で剣道の稽古をしていたという。30日朝に発熱の症状が出て病院を受診。休暇を取っていたが、4月2日にPCR検査で陽性と確認されたという。
警視は管理職で一般の受講者らとの接触はないとしている。勤務時はマスクを着用するなどしており、警視との濃厚接触者はいないと判断されているという。
警視庁は安全協会職員の感染を受け、この試験場を1日から閉鎖。消毒はすでに終えており、早期の再開を目指している。