中東派遣部隊への新型コロナ対策を検討 河野防衛相





記者会見する河野防衛相=防衛省

 河野太郎防衛相は3日の記者会見で、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、中東で情報収集活動に当たっている海上自衛隊などの部隊に対策を講じる考えを示した。アフリカ東部ジブチを拠点に活動する海自のP3C哨戒機部隊に関し「ジブチでも感染が広がっているとの話もある。何か起きたときにどうするかプランを策定する」と述べた。

 アラビア海北部などで情報収集活動を行っている海自の護衛艦「たかなみ」については、乗員に感染者が出た場合に備え複数のシミュレーションを行っていると説明した。防衛省によると、現時点で護衛艦や哨戒機の部隊で新型コロナの感染者は確認されていない。

 河野氏は、米海軍空母などでも感染者が出ていることに関し「現時点で在日米軍の即応性に問題が起きているとは認識していない」とした。



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