東証一時600円近く上昇 円安好感、緊急事態警戒


 週明け6日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸した。外国為替市場の円安ドル高進行を好感した買い注文が優勢となり、上げ幅は一時600円に迫った。新型コロナウイルスをめぐり日本での緊急事態宣言発令を警戒し、経済停滞を懸念する売り注文も出て、朝方には前週末終値を挟んでもみ合う場面もあった。

 午前10時現在は前週末終値比444円76銭高の1万8264円95銭。東証株価指数(TOPIX)は29・64ポイント高の1354・77。

 前週末のニューヨーク市場は、米雇用情勢の悪化を受けて売りが膨らみ、ダウ工業株30種平均が下落。ドル資金を確保するドル買いの動きが円安につながった。欧米など「海外で感染拡大が近く最悪期を脱するのではないかとの期待感が出た」(大手証券)ことも相場の支えになった。



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