菅義偉(すが・よしひで)官房長官は6日午前の記者会見で、新型コロナウイル拡大に伴う緊急事態宣言の発令について「基本的対処方針に沿って、専門家の意見も十分踏まえた上で総合的に判断することに変わりない」と述べるにとどめた。国内の感染状況が「ぎりぎり持ちこたえている状況」という従来の認識についても「変わっていない」と語った。
菅氏は、東京都で100人以上の感染者が2日連続で確認されたことについて「諸外国のような爆発的な患者の急増は見られていない」としつつ、「東京をはじめとして都市部を中心に感染者が急増し、感染経路の不明な感染者も増加している」と語った。