火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の最終回が12月9日に放送され、視聴者の間で大きな話題を呼んでいます。夏帆と竹内涼真がW主演を務める本作は、恋人関係における「当たり前」を問い直すロマンスコメディーとして注目を集めてきました。特に、主人公の一人である勝男(竹内涼真)が鮎美(夏帆)に対して向けた「支えたい」という言葉が、SNS上で賛否両論を巻き起こし、多くの議論を呼んでいます。この記事では、最終回の内容と、その結末に対する視聴者の反応を詳しくお伝えします。(以下、ネタバレを含みます)
ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の概要
本作は、漫画家・谷口菜津子氏の同名漫画をドラマ化したもので、完璧だったはずの恋人生活に終止符を打った男女の姿を通して、現代日本の「あたりまえ」を見直していく“成長&再生ロマンスコメディー”として描かれています。第26回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した原作です。
物語の主人公は、恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な彼女を演じてきた結果、次第に自分を見失ってしまった女性・山岸鮎美と、「料理は女が作って当たり前!」という亭主関白思考を持つ鮎美の彼氏・海老原勝男。大学時代から交際を始め、同居生活にも慣れていた二人でしたが、勝男のプロポーズ直後に別れてしまいます。「料理を作る」という出来事をきっかけに、二人は“当たり前”と思っていた価値観と向き合い、成長していく物語です。
キャストは竹内涼真と夏帆のほか、勝男がマッチングアプリで出会う女友達・柏倉椿を中条あやみ、勝男と別れた鮎美の前に現れる恋のライバル・ミナトを青木柚、勝男の後輩で良き理解者となる白崎ルイを前原瑞樹が演じました。その他にも、個性豊かなキャスト陣が物語を彩り、作品の世界観を深めています。
ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」最終回のシーン
最終回の展開:鮎美の就職活動と勝男の変化
勝男の「もう一度やり直そう」という言葉をきっかけに、二人は再び関係を築き始めます。鮎美は飲食店での新たな職を探し、会社を謹慎中の勝男は家事に専念する日々を送っていました。
しかし、実務経験がないため、鮎美の面接はなかなかうまくいきません。勝男が「面接どうだった?」と尋ねると、鮎美は「う〜ん…ダメだったかな」と正直な気持ちを伝えます。
勝男の「支えたい」発言が巻き起こした波紋
面接で苦戦する鮎美に対し、勝男は「無理しなくていいからね。今俺だっているし。これからお金とかかかると思うけど、家はもし鮎美が戻ってきたら家賃は俺が払うし、生活費は俺が稼ぐ。鮎美は心配いらない。なんかもう支えたい…全部。だから困ったら言って」と、優しさを見せる言葉をかけました。
この勝男の「支えたい」という思いに対し、SNS上では大きな反響がありました。
肯定的な意見
勝男の姿勢を肯定する声としては、「勝男がいい男すぎる!!」「母性が芽生えてて勝男…」「勝男やさしい」といったコメントが多数寄せられ、彼の変化や鮎美を思いやる気持ちに感動する視聴者が多かったようです。
否定的な意見
一方で、勝男の発言を否定する意見も少なくありません。「それは求めてないんだよなぁ」「勝男さん、そうじゃない…」「勝男が激重男になってる」といった声が上がり、自立を目指す鮎美にとっては、その優しさがかえって余計なお世話に感じられるのではないかという指摘が見られました。
結論
最終的に、鮎美と勝男は互いの自立を尊重し、納得の上でそれぞれの道を歩むという結末を迎えました。この現実的な選択は、多くの視聴者に満足感を与え、続編を期待する声も多く上がっています。「じゃあ、あんたが作ってみろよ」は、現代社会における男女の関係性や価値観の「当たり前」を深く考えさせる作品として、視聴者の心に強い印象を残しました。
出典: Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/c4ae563dd627fc8a8a778f4769252726e44c1e5





