ドイツ政府が「アビガン」購入決定 数百万錠、重症者に投与

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新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(富士フイルム富山化学提供)

新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(富士フイルム富山化学提供)

 ドイツ保健省は2日、同国政府が新型コロナウイルス感染症の治療薬として、日本で開発されたインフルエンザ薬「アビガン」の購入手続きに入ると明らかにした。ドイツメディアによると、数百万錠単位になるとみられ、重症者に投与する方針という。ドイツの専門家は治療効果が期待できると述べた。

 アビガンは富士フイルム傘下の製薬会社「富士フイルム富山化学」(東京)が開発した。中国の研究で肺炎患者の症状が改善したとの報告があり、日本でも臨床試験が進んでいる。

 報道によると、死者が激増するイタリア北部ロンバルディア州などでも臨床試験が行われているほか、インドネシア政府も多数を発注した。(共同)

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