中堅ゼネコンの西松建設が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、対象となる7都府県での工事を5月6日まで基本的に中止する方針であることが9日、分かった。社員や協力会社の安全と健康を考慮し、感染爆発と医療崩壊を防止するためと説明している。
対象地域での工事をめぐっては、大手の大林組が原則継続とする方針を打ち出すなど、現場での感染対策を徹底した上で続ける予定のゼネコンが多い。
西松建設は対象の7都府県で、施工中の現場の工事中止に向けて発注者と協議する。営業も在宅勤務で対応する場合があるという。