神戸市がウーバーイーツと連携　外出自粛につなげて

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、外出自粛要請を行った神戸市は１０日、経営に大きな打撃を受ける市内の飲食店を支援しようと、食事宅配サービス「ウーバーイーツ」と連携協定を結び、利用料金の一部を助成すると発表した。市の担当者は「サービスを活用してもらい、外出自粛につなげてもらえれば」と話している。

　ウーバーイーツでは全国で、１３日から５月１０日まで、千円以上の注文で１００円引きなどの割引キャンペーンを実施する。神戸市内の対象店舗に注文する場合は７月１２日まで延長され、その２カ月分の割引額を市が負担する。助成費用は約１５００万円を見込んでいる。

　対象となるのは、市内の飲食店５６０店など。利用者は専用アプリ上で割引対象かどうか確認できる。

　ウーバーイーツのサービスは、利用者がスマートフォンのアプリで加盟店に注文すると、店から依頼を受けた個人の配達員が自転車やバイクで宅配する仕組み。