新型コロナウイルスの感染拡大の影響でイベントの中止や延期が相次ぐ中、インターネット上ではネコとイヌによる熱い“選挙戦”が繰り広げられている。滋賀県湖南市の仮想都市「こにゃん市」の第10代市長選にはイヌとネコそれぞれ4匹ずつの計8匹が立候補。「市を盛り上げるよう頑張りたいにゃん」などと支持を訴えている。投票はこにゃん市の特設ウェブサイト上で23日まで受け付けている。
湖南市は同市岩根に県動物保護管理センターがあることにちなみ、動物愛護の普及と観光振興を図ろうと平成23年から、市内で飼われているネコかイヌが立候補する「こにゃん市長選」を実施している。当選したネコやイヌは同市の仮想都市「こにゃん市」の市長として、1年間、市のイベントなどでPR活動を行う。
第9代市長のオスネコ、ジャックが退任し、新人8匹による選挙戦となっている。第1回から立候補し続けるも、まだ一度も当選できていないメスネコのにゃんちゅう(14)が悲願の初当選を果たすかどうかなどに注目が集まっている。
各候補はこにゃん市の特設ウェブサイト(https://www.burari-konan.jp/konyan/)に「ニャニフェスト」を公開。「散歩しながら見回りをしているワン」「ボクみたいな保護猫たちが幸せになるお手伝いができたらいいにゃん」などとPRしている。