エリザベス英女王は11日、キリスト教のイースター(復活祭)の12日を前に音声メッセージを公開し「われわれが新型コロナウイルスに負けないことは分かっている」と強調した。
英メディアによると、イースターに女王がメッセージを発表するのは初めてとみられる。
イースターは例年、離れた家族が集まって祝うが、今年は感染拡大の影響で移動や接触を避ける家庭が多い。女王は「(いつもと)今年は違うが、離れていることで安全が保たれる。イースターは中止にならない。変わらずに必要なものだ」と訴えた。
女王は、5日にも異例の特別演説を発表。国民に外出規制などを守るよう「自制と覚悟」を求めており、難局を乗り越えるため精力的な発信を続けている。
(ロンドン 共同)