いすゞ自動車は13日、藤沢工場(神奈川県藤沢市)の製造部門で働く30代男性と40代男性の2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。藤沢工場では6日に別の30代男性の感染が判明しており、感染者は計3人となった。工場の広範囲を消毒するため、13~17日の稼働を停止する。
いすゞの担当者は「感染した3人につながりはなく、クラスター(感染者集団)は発生していない」としている。3人とそれぞれ濃厚接触が疑われる計56人を自宅待機とした。
自動車業界では、新型コロナによる部品調達の乱れや需要減少が響き、国内外の工場の稼働停止が相次ぐ。SUBARU(スバル)は国内唯一の完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)を9日から約1カ月間の予定で止めている。