埼玉県、休業の中小企業に最大３０万円

　埼玉県は、新型コロナウイルス感染拡大抑止に向けた休業要請に関連し、４月８日から５月６日までの２９日間のうち７割以上休業した中小企業に対し最大３０万円を支給する方針を固めた。関係者が１７日、明らかにした。

　給付額は１事業者あたり２０万円で、複数の事業所がある場合は３０万円。感染の広がりを避けるため、電子申請で手続きを行い、迅速に支給する方針だ。感染拡大防止に協力的な業種別組合に対しても５００万円を支給する。

　大野知事は１６日、記者団に「経済対策として、中小企業支援について一歩踏み込んだ給付という形を考えたい」と述べていた。

　東京都や神奈川県は休業補償の協力金、千葉県は売り上げが減少した中小企業への最大３０万円の支援金をそれぞれ支給すると表明している。